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山口大学様とコラボ研究【行動変容を促す整理収納教育プログラムの開発と教育効果 】 活動報告レポート(2019年1月~)

山口大学教育学部 西尾幸一郎様より
㈱整理収納教育士×お片づけ博士×研究コラボレーション
の依頼。

担当:お片づけ博士を作り出した柴田博士をリーダーとして
プロジェクトを作り活動開始

 

【依頼内容】

 

平成30年11月10日

山口大学教育学部 西尾幸一郎

研究計画書

■研究題目

行動変容を促す整理収納教育プログラムの開発と教育効果

~親子お片づけ教室とInstagramフォトコンテストとの有機的結合の試み~

 

■研究目的

小学校教育では、家庭科の授業や特別活動などを通して整理収納に関する指導が積極的に行われているが、家庭における小学生のお片づけ等の実施率は低く、子どもの片づけに不満を感じている保護者も多い。そのような中、就学前の段階から、お片づけを「しつけ」としてではなく、「遊び」を通して自然に学ばせ、行動として定着させる整理収納教育の重要性が指摘されている。そして、幼稚園や小学校などでも、子どもにはお片付けの楽しさを、保護者には子どもをお片づけ行動に誘うための働きかけ方をつたえる「親子お片づけ教室」を実施するケースが増えてきている。

一方、最近、欧米では市民の行動変容を促すための手法として「ナッジ(nudge)理論」が公共政策でも積極的に取り入れられつつある。“nudge”とは、「注意や合図のために人の横腹をひじで優しく押す」という意味の用語であり、行動経済学では「人に良い行動をとらせようとする戦略」として知られている。例えば、ミネソタ当局によって行われた社会実験では、「税金を納めないと罰せられる危険がある」と警告したり、命令したりするよりも、「市民の9割以上が納税義務を完全に果たしている」と告げた方が、市民の間で同調性や社会規範の心理が働き、納税協力に著しい効果がみられたことが報告されている。また、わが国でも省エネ行動を促すためにナッジ理論を応用した大規模な試みがすでに始まっている。

以上のような知見をふまえれば、各地で行われている親子お片づけ教室の受講者(保護者)を対象に、Instagramでお片づけフォトコンテストを実施し、保護者が各家庭での取り組みについて情報共有できる状況を作り出せば、参加者間に同調やピア・プレッシャーの心理が働き、自然な形で保護者を子どものお片づけに関する意欲や行動をさらに強化することができ、最終的には子どもの自立促進につながるという相乗効果が期待できるのではないかと考えた。そこで、本研究では、就学前の子どもとその保護者を対象に、親子お片づけ教室とお片づけフォトコンテストを組み合わせた教育プログラムを実施し、子どもや保護者の片付けに対する意識や行動の変化に及ぼす効果を検証することを目的とする。

 

【結果報告】

研究アンケート続きPDF資料

最終集計結果続きPDF資料


【講座;事後アンケート9人分集計】”]お片づけ博士開発リーダー:お片づけ柴田博士対応による講座